モネとジヴェルニーの画家たち、見てきた。



ジヴェルニーの画家たち、というのはいったいどこのどいつだい?

そんなことを考えながら渋谷はBUNKAMURAザ・ミュージアムに行って来ましたよ、バカンス気分で。

そしたら、ジヴェルニーの画家たちっていうのは、簡単に言うと、アメリカ印象派の先駆け達のことでした。なーんだー。
でもまぁ、見ているうちにいつの間にか魅了されてましたね。やはり戸外制作の印象派の絵は色鮮やかで、見ていると少し早く春が来たような気がします。

作品数は80点ほど。なので、サクッと見れます。
気になった作品をいくつか。



Flowering Fields, Giverny, 1889 Theodore Wendel (1859–1932) Oil on canvas




Haystack at the Sunset near Giverny. 1891. Oil on canvas. Museum of Fine Arts, Boston,





草原の夕暮れ、ジヴェルニー クロード・モネ 1888 個人蔵



この展覧会のショップで「モネ 庭とレシピ」という本を買いまして、すでにチーズスフレとスープを作ってみました。感想:素朴。



1月半ば

「売り切れ!ごめん!」

先日自転車で都内某所を滑走していると、そんな文句を見た。
「うりきれごめん」っていうのは、「売り切れ御免」と書かれていて、
「売り切れちゃったとしたら、ごめんなさいね」という起こるかもしれない未来に向けて放たれるちょっとした宣伝文句だと思っていたのだけれど、この場合はちょっと違って、「おぉ、本当に売り切れたのだな」そう思わされてちょっとドキリとした。


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バンジュニ「長く使うにはいいですね」
ゆうぞうさん「長靴買う?」
バンジュニ「長靴は買わないですwww」
ゆうぞうさん「長靴買う予定はねぇからなぁwww」

そんな聞き間違いがあって、その後、ゆうぞうさんが思い出したように、
「昔、そん時ショートホープ吸ってたんだけど、コンビニで缶コーヒーをレジに出して『あと、ホープを2つください』ってレジの子に言ったら、フォーク2つ出てきたことがあった」なんていう話を聞いた、翌日のことだ。

もうお店も閉め作業の段階に入っていて、僕はなんとなくまだ店内に数名いるお客様の伝票を確認していた。
するととあるお客様の伝票にこう書かれていた。

【HC】
【カフェラテ】
【ブレンディ】

ぶれんでぃ?

うちではAGFの商品なんて扱って無いし、いったいブレンディとはなんなのか、考えてみた。
伝票を書いた本人は、すでにシフトが終わって帰宅してしまったので、本人に確認を取ることはできない。
ただ、その【ブレンディ】の横に【\550】と書かれていた。

550円のブレンディとは何なのか、考えては見たものの僕一人では答えは出なかったので、近くにいたM島に聞いてみたところ。

M島「あ、え、あーそれは多分、グレンリベットですねwwwwブレンディってwwwww」
俺「グレンリベットかよwwwwwブレンディってどう間違えたらそうなるんだよwwwwww」
M島「ブレンディなんていう商品ないですようちにwwwwwwwww」
俺「ブレンディwwwwwwwww」

伝わらないかもしれないけど、すごいお腹痛くなるほど笑った。

1月2日

朝起きて、正月だなぁ、どこか行こうかなぁと思っていると、駅伝がやっていたのでとりあえず見ていたら14時になった。正月だからってゴロゴロしてるのもあれなので、そうだ東京都現代美術館に行こうと思って開館時間を調べたらとりあえずやっているとのこと。今日の過ごし方は決まった。

東京都現代美術館に行く途中。クロネコヤマトの台車に自転車で横からモロに突っ込んだ。中にはお客様から預かっている品物とかあるんじゃないかなぁと思って平謝り。向こうもすいませんすいませんと平謝り。平謝り×平謝り。日本だ。

で、東京都現代美術館に着いた。15時前だ。閉館は18時。まぁ大丈夫だろう、と思ったら、意外におもしろい企画展とかやっていた。Transformation という企画展だった。ぼけーっと鑑賞するにはぴったりだった。

企画展を観終わると、常設展も見て回った。ゆっくり見ているとあっという間に途中で閉館15分前のアナウンス。周囲の人々も比較的駆け足気味になる。おそらく僕の周りの人達が今日の最後の観覧者だろう。

で、足早に壁に掛けられた作品を見ていたら、横に高校の同級生がいた。というか、浦波君がいた。というか浦波君に超似てる人がいた。驚きのあまり二度見した。それからも「おそらく浦波君」をジロジロ見ていた。でも他人の空似ということもあって、結局声はかけられなかった。

美術館から出た。浦波が超気になる。あれは浦波君なのか、そうじゃないのか、それだけが気になった。気になってチャリも漕げなかった。本当は漕げた。

だから陽子に電話して、あけましておめでとうの挨拶もそこそこに本題に入る。
「単刀直入に聞くけど、浦波くんってさ、今東京にいるの?」
「さぁ、なんで?」
「カクカクシカジカコレコレウマウマ」
「なるほど。でも陽子は知らないけど、打つ手が無いわけじゃない」
「そうか。なるほど、ミッションインポッシブルではないと」
「そういうこと」
「頼んだ」
「おk.まかせとけ」

というわけで、しばらく待つと連絡が来た。陽子からだった。
「結論から言うと、浦波君は、今日の夕方、東京都現代美術館にいました」
「わかった。それだけわかればいいや。うん。ありがとう」
「ちなみに私は元旦から風邪をひいて、寝込んでいます。なのに、こんなことをさせて、世が世なら、あなたはハラキリものです」
「そうか、お大事に」
そう言って僕は電話を切った。

そして、SとYとTと僕を含めて四人で飲んだ。
ここで一番びっくりしたのは、Sの彼女の名前が「マユミ」で、Yの彼女の名前が「マユミ」で、Tのお母さんの名前が「マユミ」だということだった。

悪くない正月だ。