お腹も膨れるとなんやかんやで高田馬場駅のホームにいた。内回りと外回り、どちらか先に来た方に乗ろうと思った。外回りだった。池袋を過ぎ、日暮里を過ぎて、上野で降りた。
公園の側の改札はどっちだろうと思って、看板を見ると、→公園、みたいな看板を発見し、おぉこっちかこっちかと思ってその指示に従って改札を抜けると、そこはアメ横だった。何故?
気を取り直し、そうだ、動物園に行こう。そう思って、動物園に行ったら、篠原涼子と市村正親とその子供(性別不明)が楽しそうに休日を過ごしていた。彼らはゴリラの前でゴリラ見てた。俺はゴリラの前で篠原涼子と市村正親見てた。涼子、スッピンだった。市村正親。年の割りに若いなぁ。
。
そうだ。ショウヘイというカバがいた。生まれてまだ間もないらしい。
動物園を満喫して、とりあえず、JRで来たから、メトロに乗ろう。日比谷線と銀座線があるけど、まぁノリで銀座線にしよう。ってことで、乗車。寝る。起きる。おぉ。渋谷だ。
渋谷で改札をでて、右と左に行く選択肢あったんだけど、右にした。そしたら明治通り側に出て、なんとなく恵比寿まで歩こうかな、とそんな風に思ったんだ。
で、恵比寿まで歩いた。そして、恵比寿のスペイン料理屋さんで、ハートランドと野菜のパエリアとじゃがいものオムレツとトマトとなすのアヒージョを食べた。今日一本目のタバコが吸いたかったけど、ライターが無くて、店員さんに借りたら、そのままライターぽっけにしまって返すの忘れて持ってきちゃったけどこういうことってよくあるよね。
それから恵比寿を出て、高田馬場に着くまでの間、僕は彼女に「修羅の門とはどういう漫画なのか」できるだけ詳しく教えた。陸奥九十九が海堂明との約束を果たさずに伏線を回収することなく川原先生は漫画を終えたことも、九十九が不破北斗を殺した技を四門と言うのだということも。
でも、何故この2009年も残り100日を切った現在、僕が熱く修羅の門について語ることでカタルシスを感じることになったのかというと、彼女の動きが片山右京の菩薩掌を破る陸奥九十九そっくりだったのだ。
で、高田馬場に着くと、僕は地下にもぐりコーヒーを飲んだ。店内はえらく混んでいて9時になろうかというのに席は8割強うまっていた。
地上に出ると西武線を使い下落合で下車し、家に戻った。B’zのイチブトゼンブを鼻歌しながら。
すると彼女はこう言ったんだ。
「朝私が起きたとき、あなたはたしかタバコを吸ってたから、スペイン料理屋で吸ったタバコは『今日2本目』だ、」と。
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