ウォルトの話

いつものバーで隣にいたおっちゃんが誕生日だった。

しかもそのおっちゃんはアメリカ人で、さらに還暦だ。そんな記念すべき日の終りに隣にいるのがこんな冴えない男でいいのか疑問だが、いてしまったもんはしょうが無いのでその晩はおっちゃんと話し込むことになった。

おっちゃんのスペックを紹介すると、

1950年の9月某日生まれ。(外国人証明書みたいなもので確認済み。)ワシントンDC出身。ここ10年はアメリカに帰っておらず、現在は中井に住んでいる。(聞いたところ僕の家から徒歩3分くらい)イチローを神とあがめ、ウイスキーの水割りを好む。家族はアメリカに住んでいて、日本には来ないらしい。

とりあえず、二人でかなり盛り上がって、僕も気づいた時には全部で10杯近く飲んでいた。最後の方は彼も酔っていて「今日はすごく楽しい、楽しいよ」って連発してた。それを言われると僕もすごく嬉しかった。やはりこういう出会いがあるから、一人飲みは辞められないのだなぁ。

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