弱2年

のりのり日記ののりこのどちらかさんが、「弱2年」という表現を使っていて、2年弱、じゃね?と思って、でもまぁ、弱2年でも伝わるよなぁ。新しい表現なのかなぁ、って思っていたら、さらに弱2年前っていうさらに一枚乗せた表現まで飛び出して思考回路はショート寸前の吉田です。

ワールドカップ始まったね。昨日でとりあえず全チーム初戦を終えたわけだけど、初戦の中での好ゲームを上げるとしたら、ガーナ-セルビアかチリ-ホンジュラスだろうね。もう試合の駆け引きというか、サッカーの醍醐味が存分に出てたね。両試合とも誰もが知ってる世界的スター選手はいないけど、それでも、見ていて熱くなったのはやはりこの2ゲームでした。

試合の流れも雰囲気も僕が熱くなった理由も全然違う2試合だけど、とりあえず、ガーナ、セルビア、チリ、この3チームにはこれからもちょっと一目を置いていこうかと思っています。

ニューヨーク荘→いまにみてろ

今日のことだ。というか、ついさっきのことだ。RSSでニューヨーク荘のこの投稿を読んだ後、そのつぎにいまにみてろのこの投稿を読んで、ジャンルは違えども二人のアーティストが目の前で急にセッションを始めたようで、感動した。

オルセー美術館展(セザンヌ編)

twitterで精神科医にフォローされている吉田です。どうもこんばんは。

今回は、
オルセー美術館展(モネ編)
オルセー美術館展(ドガ編)
オルセー美術館展(スーラ編)に続いて、

セザンヌ編です。セザンヌの作品は全部で8点。その中で僕が注目したのはコレ!!



Paul Cezanne The Kitchen Table 1888-1890 oil on canvas Musee d'orsay, France

1890年前後にセザンヌはリンゴや西洋梨やオレンジなどをテーブルに無造作に並べた物をモチーフに、静物画を何枚か描いている。よく対象物を個々に見てみれば、彼の作品は空間的な正確さはそれほど重要視していない代わりに、それぞれの個を大胆な色使いでデフォルメさせて存在させていることがわかる。そしてそれぞれが異なった視点から描かれていることがわかるだろう。まず手前のテーブルの端は白い布を堺に左端と右端で見ている角度が違う。壺はもっと上からの見たような角度で描かれているし、果物それぞれもどこか落ち着かいない。ポットもやや斜めに傾いているように見える。このように多視点から描かれた物が同一キャンバス内にしっかりと収まっているのだが、この試みは、次の世代のピカソやブラックを代表するキュビズムへと受け継がれていくことになる。



今回の展覧会にはないが、その他の静物画を下に紹介する。



Paul Cézanne. Still Life with Peaches and Pears. 1888-90. Oil on canvas. The Pushkin Museum of Fine Art, Moscow, Russia.



Paul Cézanne. Still Life. c. 1890. Oil on canvas. Barnes Foundation, Lincoln University, Philadelphia, PA, USA.




Paul Cézanne. Still Life with a Skull. 1895-1900. Oil on canvas. Barnes Foundation, Lincoln University, Philadelphia, PA, USA.

オルセー美術館展(スーラ編)

オルセー美術館展(モネ編)オルセー美術館展(ドガ編)に続いて、第三弾。

(最初に断っておきますが、モバイルでご覧の方でテキストのみで画像が表示されない人にはなんにも面白くない投稿なのでPCでご覧になってください。)

えーっと、今回は、スーラです。出ました。天才、スーラ。いやぁね、この人は天才だよ。印象派とその周辺の画家たちの中では飛び抜けて天才だね。それで飛び抜けて金持ちだね。まぁそれは関係ないけど、感覚や経験則からくる描き方ではなく、完全に計算し尽くされた手法。まぁ実際に見てみたら分かると思います。JPEG画像なんかでみるとちょっと悲しいくらいです。でもまぁしょうがないですね。今回はスーラと新印象主義。スーラの作品は全10点くらいありましたね。

クロクトンが多かったですが、まぁそれでも点描画とは何か、新印象主義とは何かを知るには十分な量です。その中の一つがこれ。さっさと絵を出せって話ですね。小話ばかりでは飽きますからね。はい、これです。「ポール・アン・ベッサン満潮時の外港」です。













Georges Seurat (1859-1891) Port-en-Bessin, avant-port , marée haute 1888
H. 67 ; L. 82 cm

別にこれはスーラの代表作でも何でも無いですが、やはりこういう「水」のある風景ってのは好きですね。Port-en Bessin関連では1888年にコレ以外にもいくつか書いていますが、曲線と直線の使い方が絶妙ですね。自然の曲線と人口の直線の融合が素晴らしいです。でも見た瞬間はどうも悲しい絵に見えたんですが、あれはなんででしょうか。いまでもよくわからないのですが。
とりあえず、実物はもっと明るい印象かと思います。この画像で見ると若干くすんで見えますので是非みなさんも足を運んで立ち止まってみて欲しいと思います。

でね、このスーラなんだけどね、説明が多くなるのだよ。この人。ちょっとね、モネのところで触れようと思ったこととかも、「まぁスーラの回で説明すりゃいいか」と思いきや、事の外この人の場合どうしても技術的な話をせざる得ないのだね。でもそいつはすんごくめんどくさいわけ。だから、こういうのはどうだろう?


加法混色
減法混色
筆触分割

ここらへんのさ、単語をさ、みんなそれぞれググッてさ、それで、再び、このブログに戻ってくればさ、これとか、




A Sunday on La Grande Jatte. 1884-86, Oil on canvas, 205x305 cm. Art Institute of Chicago, Chicago, IL, USA


これとか、





Georges Seurat. Bathers at Asnières. 1883-84. Oil on canvas. National Gallery, London, UK

見たことあるでしょ?
どうだろう、少しスーラの絵がわかった気がしない?え?しない?じゃあ帰れ。

オルセー美術館展(ドガ編)

オルセー展に行った(モネ展)の続き。
(最初に断っておきますが、モバイルでご覧の方でテキストのみで画像が表示されない人にはなんにも面白くない投稿なのでPCでご覧になってください。)


今回はドガ編。本名はエドガー・ドガ(Edgar Degas)。大泉洋が水曜どうでしょうのヨーロッパ北欧編で「ここにデガスの絵を飾るとはデガスた(でかした)!」と言ったことで有名かどうかは知りませんが、本当はデガスではなく、ドガ、と読みます。

そんなドガ(どんな?)の今回東京に来た作品は「階段を上がる踊り子」がコレ。



Edgar DegasDancers Climbing a Stair. c.1886-1890. Oil on canvas. Musée d'Orsay, Paris, France.

まぁこのドガっておっさんは劇場とかカフェとか、印象派の画家にしては屋内の絵が多いんですね、だから必然的に人物がキャンバス内に多数描かれています。というか彼の絵の3分の1くらいはバレエダンサーじゃないかと思うくらい多いです。それも練習風景ばかりで、どれも幼い10代かと思われる女の子ばかりです。ロリコン入ってたんでしょうか。10代のヒラヒラのスカートはいた女の子の絵ばかり描く、という言い方をするとどことなく変態的な感じがしますね。どうでもいいですね。

で、上の絵なんですが、まず思うのが、やけに横長のキャンバスだな、っていうことですね。
もちろんドガの絵全てを知ってるわけでは無いですが、ドガの絵の中でもだいぶ横長の方かと思います。というか、彼は印象派の画家の中でも横長のキャンバスを多く使う人ですね。競馬の絵でも横長の絵があったかと思います。

この絵を見る時に、どことなく左から右へと視線を動かしながら鑑賞していたような気がします。それくらい横長です。

奥の方で練習している女の子がいますね。中央の女の子は遅刻したんでしょうか、慌てて階段を駆け上がって来たような雰囲気です。左側の二人はなにやら話していますが、頭だけ描かれた少女はなんやら手で頭をかいています。なんだかあたふたしているような様子です。「ほら、早く、練習始まってるよ!」と声を掛けたくなります。なりませんか?僕だけ?

あと、注目すべきはこのアングル。個人的なドガのイメージは、アングルの魔術師、って感じです。モチーフを真ん中に書かなかったり、変な視点だったり、変な構図だったりします。

じゃあ、僕のピクチャーフォルダからまたまたいくつか他の例を紹介。
例えばこんなの。




Edgar DegasBallet Rehearsal on the Set. 1874. Oil on canvas. Musée d'Orsay, Paris, France.








Edgar DegasThe Star. 1876-77. Pastel on monotype. Musée d'Orsay, Paris, France.

ここら辺は、バレエダンサーですね。で、次は面白いアングル、視点系。




Edgar DegasMlle La La at the Circus Fernando. 1879. Oil on canvas. The National Gallery, London, UK



Edgar DegasThe Tub. 1886. Pastel on paper. Musée d'Orsay, Paris, France.







Edgar DegasPortrait of Monsieur and Madame Edouard Manet. c.1868-69. Oil on canvas. Municipal Museum of Art, Kitakyushu, Japan.


で、最後に有名なアブサン。アブサンは余りにも強いお酒で一時製造中止されたほどです。見た目はハイクラスの女性がアル中になって、しかもこの虚ろな目。こういう社会性のある絵も描くんですね。劇場やらカフェやらドガ自身、中流階級以上の人間であったことがわかるかと思います。


Edgar DegasThe Absinthe Drinker. 1875-76. Oil on canvas. Musée d'Orsay, Paris, France.

どの絵を見ても、一目で彼の作品だとわかるその構図やアングルそしてモチーフからデッサンまで、その個性は印象派の中でも群を抜いていると言っていいでしょう。さてさて、今回はこのあたりでお開きにします。次回は、えーっと、誰にしよう。スーラかな。うん、そうしよう。点描画の父と言っていいでしょうか。スーラの作品に注目。ではでは。







追記。

あ、あと、この絵も好きなんだけど。女性が中央に描かれないで、花が中央なのよね。




Edgar DegasWoman with Chrysanthemums. 1865. Oil on canvas. The Metropolitan Museum of Art, New York, USA.

オルセー美術館展(モネ編)

オルセー行った




のは、2007年だったか。4日間くらいの強行スケジュールで美術館を6個くらい回った。エッフェル塔も凱旋門も見ずに、ただただ美術館と蚤の市だけを回った。オルセー、ポンピドゥー、ルーブル、オランジュリー、マルモッタン、ロダン(アールデコも入れると7つ?)。まぁ一人旅だからなせる技でしたね。ピカソも行こうと思ったけど、時間的なものとバルセロナのピカソ美術館に行ったのでパリではパスしました。まぁ誰かと一緒じゃああはできなかった。あの旅行の中で一番の個人的に見所がオルセー美術館で、規模はルーブルがバカでかいので比較にはなりませんが、僕の好きな年代の1850~20世紀初頭くらいまでの名作がづらりと揃っています。だから、実際の旅の中では、ルーブル美術館にかけた時間もオルセー美術館にかけた時間もさほど変わらなかったと記憶しています。

そんな思い出のオルセー美術館の展覧会が東京は六本木の国立新美術館で開催中だったので先日行ってきましたよー。

(最初に断っておきますが、モバイルでご覧の方でテキストのみで画像が表示されない人にはなんにも面白くない投稿なのでPCでご覧になってください。)


展覧会が始まってから最初の週末だったから超混雑。でもまぁそれでも時間はかかったけど存分に楽しめました。サルコジ大統領が「これらの絵画がまとめてフランスを離れることは2度と無い」と言っただけあります。まぁ今オルセー美術館が改修工事中なので、それを機に、ってことではあるんですがね。

というわけでまぁ、えーっと僕が気になった作品をいくつか。先日、ボストン美術館展では作品一覧表をもらえなかったですが、今回はちゃんと頂いておいてよかった。


まずは、「印象派」の名前の由来にもなったモネさんの「日傘の女性(右向き)」

えーっと、そう、これこれ。

めちゃくちゃ綺麗でした。この絵は人物画ではなく、風景画である、なんて言われたりするのは、まず顔がはっきりと描かれていないこと。あと光の加減や空気感などその空間のその瞬間の様子を色彩で表現しようとする印象派の最大の特徴が存分に表現されていることです。実物を見ると、ピンク色が多く使われていることがとても印象的です。空気を桃色で表すのは積み藁の連作でもよく使われたモネらしさの一つでもあります。

この作品はとても有名ですけど、実は、似た作品があるんですよ。睡蓮やポプラやルーアンの連作ほどではないですが、左の絵は女性は右向いてますが、左向きもあります。えーっと、左向き、左向き、そうそう、これこれ。





これとか。



























さらにこんなのもあります。上の二つは両方とも1886年に描かれていて、オルセー美術館にあります。だけど下の絵は、その10年前くらいに描かれたもので、モデルも別人です。ロンドンのロンドンナショナルギャラリーにあります。





























なので、「日傘の女性」というと、連作のイメージはないですが、実は似た作品もあったりするのです。(タメになったねぇ~w)


えーっと、このペースで語っていると、何時まで経っても終わらないので、今回はモネ編。他にもロンドン国会議事堂とかもいろいろあるんですが、1アーティスト、1作品にしないと自分の首を締めるので、これくらいにします。次回は、えーっと、誰にしよう。おそらく、Degasの「階段を上がる踊り子」で。

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楽しむこと!を本気で忘れていました。
恐ろしいですな






そういえば、先日オルセー展に行った感想を書こうと思って忘れてた。
そういえば、今日今日number0のインストアライブに行った感想を書こうと思うの忘れてた。
総入れ歯、土曜にのらりが入ってるの忘れてた。でも思い出したから、セフセフ。

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