オルセー美術館展(スーラ編)

オルセー美術館展(モネ編)オルセー美術館展(ドガ編)に続いて、第三弾。

(最初に断っておきますが、モバイルでご覧の方でテキストのみで画像が表示されない人にはなんにも面白くない投稿なのでPCでご覧になってください。)

えーっと、今回は、スーラです。出ました。天才、スーラ。いやぁね、この人は天才だよ。印象派とその周辺の画家たちの中では飛び抜けて天才だね。それで飛び抜けて金持ちだね。まぁそれは関係ないけど、感覚や経験則からくる描き方ではなく、完全に計算し尽くされた手法。まぁ実際に見てみたら分かると思います。JPEG画像なんかでみるとちょっと悲しいくらいです。でもまぁしょうがないですね。今回はスーラと新印象主義。スーラの作品は全10点くらいありましたね。

クロクトンが多かったですが、まぁそれでも点描画とは何か、新印象主義とは何かを知るには十分な量です。その中の一つがこれ。さっさと絵を出せって話ですね。小話ばかりでは飽きますからね。はい、これです。「ポール・アン・ベッサン満潮時の外港」です。













Georges Seurat (1859-1891) Port-en-Bessin, avant-port , marée haute 1888
H. 67 ; L. 82 cm

別にこれはスーラの代表作でも何でも無いですが、やはりこういう「水」のある風景ってのは好きですね。Port-en Bessin関連では1888年にコレ以外にもいくつか書いていますが、曲線と直線の使い方が絶妙ですね。自然の曲線と人口の直線の融合が素晴らしいです。でも見た瞬間はどうも悲しい絵に見えたんですが、あれはなんででしょうか。いまでもよくわからないのですが。
とりあえず、実物はもっと明るい印象かと思います。この画像で見ると若干くすんで見えますので是非みなさんも足を運んで立ち止まってみて欲しいと思います。

でね、このスーラなんだけどね、説明が多くなるのだよ。この人。ちょっとね、モネのところで触れようと思ったこととかも、「まぁスーラの回で説明すりゃいいか」と思いきや、事の外この人の場合どうしても技術的な話をせざる得ないのだね。でもそいつはすんごくめんどくさいわけ。だから、こういうのはどうだろう?


加法混色
減法混色
筆触分割

ここらへんのさ、単語をさ、みんなそれぞれググッてさ、それで、再び、このブログに戻ってくればさ、これとか、




A Sunday on La Grande Jatte. 1884-86, Oil on canvas, 205x305 cm. Art Institute of Chicago, Chicago, IL, USA


これとか、





Georges Seurat. Bathers at Asnières. 1883-84. Oil on canvas. National Gallery, London, UK

見たことあるでしょ?
どうだろう、少しスーラの絵がわかった気がしない?え?しない?じゃあ帰れ。

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