154

来年男3人でシェアしようか、じゃあ物件探すね。俺の彼女ちょくちょく来るけど、いいよね。あ、俺の彼女もちょくちょく来るけどいいかな。俺は一人だよ。そうなると僕実家に帰るけどいいかな。なんてことを言いながらワインを飲みつつ水タバコやりつつ人妻旅行物語をテレビ画面に垂れ流ししていたら、真夜中になっていて、
インターネットって怖いよね、ホテルのベッドの掛け布団はカッチカチにサイドがかためられてるよね、マサチューセッツ州って連続で3回言うのは大変だけど、連続で3回言う必要は無いよね、でんわにでんわ、はありえるけど、ふとんがふっとぶことってないよね、なんていう話をしていたら朝になっていた。

少し開いた窓の隙間からは川の音が聞こえていた。
その音はどこか乱暴だった。

昼過ぎに家に帰り小一時間もすると彼女が掃除機を小脇にかかえてやってきた。掃除機は三菱だった。






0 件のコメント: