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200投稿目だよー。

だから、今日は大高さんの話をしようと思う。

大高さんは、最近知り合ったばかりの友達で、年齢は62歳で、男で、お世辞にも小奇麗な格好とは言えない格好で、僕が良く行くバーにいつもいるIPhoneユーザーである。

一番最初になんでこんなおじいちゃんがIPhoneなんて使っているのか、というか「使いこなせているのか?」と思ったが、先日やっとその謎が解けた。

大高さんは、ずっと出版社で働いていた。なので、1990年くらいに初めて買ったPCがMacだったそうだ。それでずっとアップル一筋。「じゃからね、Winなんてねじぇんじぇん使えないんよ~、ぐふふふふ。」というセリフが印象的であった。

それにしても、還暦を過ぎたおっさんからアンドロイドがどーとか、アドビがどーとか聞くのは結構面白いものである。同年代の友人にだって、PC関連用語を多用するような話題をすることは人を結構選ぶ行為であるのだが、彼は40歳年上だがなんなく理解できているて、その状況だけでなんとも面白いものである。

しかし、残念なことにやっぱりおじいちゃんだな、と感じることもある。なんと、目が悪い。そして記憶力が猛烈に悪い。
しかし不幸中の幸いにも、大高さんは「自分が記憶力が悪いという事実」は記憶しているようで、一度ある程度会ってコミュニケーションをとった人間はIPhoneにその人の特徴や会話などの情報をメモして忘れないようにというか、後々思い出せるように工夫している。

例に漏れず僕のことも覚えるまでには時間がかかり、2,3度話したことがあるのにも、「はて。どっかで会ったような、誰でしたっけ?」みたいな顔である。
「吉田です。」というと、
「あーそうだそうだ、吉田君ね、えーっと携帯にメモしたはずだ、どこだっけなぁ」といい、IPhoneを取り出して、僕のメモを見つけたようだ。

そこには僕の情報が記入されていた。



○月×日、 吉田 早稲田、黒縁メガネ


僕は茶色メガネをかけている。普通の人なら、10人中10人が「茶色のメガネをしている」と認識できるくらい茶色である。お茶は結構緑色が多い世の中だけど、茶色のめがねをしているし、しかも結構似合っているのだ。くそう、くやしい。

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